「好きなこと」だけで生きぬく力
「好きなこと」だけで生きぬく力~自分基準の仕事で世界一になれ~
- 作者: 宮脇修一
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2012/01/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どこで紹介されたか、なんで読んだのか、きっかけは全く覚えてない。
写真のおっさんは自称『キモヲタ』だし、オタの価値観が溢れている。
ただし、軸がぶれないので何だかかっこいい。
心に残ったのは「陽の当たらない場所でしか生まれないもの」(p76)。
著者曰く「ヲタ」というのは、絶対的マイノリティであるからこそ「ヲタ」なのであり、
政府が「ヲタ文化」を推奨するとか、海外で「ヲタ」文化が盛り上がっている、という報道は全てナンセンス。
社会の端っこで「毒ガス」のような存在が「ヲタ」であり、「健全で明るい社会」とはかけ離れているからこそ、作れるものがあるという話。
(しかし、「ヲタ」はマイノリティであることを自覚しているから、社会の最低限のマナーは守るし、女性にも優しい(らしいw)。)
キラキラした、カッコいい世界は憧れるけど、結局そこからはなにも生まれない。
というのが、ここ3ヶ月働いてわかったこと、な気がする。
会社で働く人達がどんな気持ちで行動しているのか、まだまだ全然わからないけど、社会には汚い、臭い側面が沢山あるわけで
そのなかでもがき苦しみながら、マイノリティな世界でがやがや騒ぐしかない。。。
なんかありきたりなことをゆってしまったけど、結局は、自分が「信念をもってやりたいこと」がなんなのか、なんだろうな。
私は、きっと信念はあるし(実際、激弱だけど信仰も与えられているし)、やればできる子だと自負しているけど、
一体、なにに信念を持つべきなのか、まだ分かっていない。
自分が成し遂げたいことを見つけなければ、がんばっても意味ないということを最近痛感してます。
ついでに、この本の著者は、半端な「頑張り」は認めないけど、かといって「3日徹夜しました!」みたいな『ガテン系』を推奨してるわけでもない。
あああ
最近できてなかったことを注意された気分。
明日からもがんばるぞ!
※注 本を読んで刺激はされましたが、この本自体は、1時間もかからないで読めるし、正直、あまりためになりません。強いて言えば、「キラキラ系じゃない私でも、まーなんとかなるかも」という、他の手段を通しても充分得られる安心感と、『こんな会社もあるんだ!』という少し開けた価値観を抱けるだけです。以上。
困ってるひと
- 作者: 大野更紗
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2011/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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困ってるひと。
気になってた大野更紗。
ツイッターとか「シノドス」とか見てる分には、正直「どーなのかなー」と思わざるを得なかったけど、
実際、この本を読んでみると、面白くってあっという間に読み切っちゃった。
そんな本。
闘病記を書いてるだけなんだけど
ところどころ、社会制度の解説なんかも入っているので考えさせられる。
お尻流出事件とかは、正直、どういうことなのか、想像さえできない。
けど、こういう経験をしているひとが、()付きではあっても、社会で、1人で、「自立して」いきているっていうことに
結構励まされる。
一番胸に来たのは、友人達から「もう限界」といわれるシーンと、「クマ先生」の「ミス」を聞いてしまった瞬間。
本人がゆっていることは至極当然で、でも他方で、そうせざるをえなかったという著書の選択もまた決して間違いと断じることはできない。
そういうなかで、「だれも悪くないのに誰かが傷ついてしまう」という状況を直視しているのが、素直に偉いと思う。
普通なら「弱者に寄り添わない最低な人達」と断罪してもおかしくないのに。
きっと、いわゆる『弱者』が持ちうるパワーをも理解しているんだろうな。
自分が一種の「難民」になって、初めて難民の辛さが分かるという著者。
彼女のいうように、いわゆる「健常者」は、結局、「健常者以外の人」の痛みがわからない。
それは、私たちが、海外からの「難民」や「出稼ぎ労働者」の辛さがわからないように。
だけど、それならば、せめて、彼らが自分達の「生きる道」を模索出来るようにサポートしようよ。
彼らがなんらかの運動を始めたいというならば、せめてそれを否定せず見守るとか。
共感出来るなら金銭的/身体的にサポートするとか。
分かり合えなくても、お互いを尊重することはできるはず。
絶望の縁に会った大野さんに、すごく励まされた。
そんな一冊。
ただし、これを読んだからって、自分がどう生きればいいのか、どうしたら弱者が幸せになるかはわかりません。
あくまでも、「こんな人もいるんだ」レベル。
(褒め過ぎたので、ちょっと自重。)
孤独と不安のレッスン
- 作者: 鴻上尚史
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/06/10
- メディア: 単行本
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正直、6月に部署に配属されてから、失敗続きです。
手伝いたい、と思って行動すると、すべて裏目にでます。
結局、その背景には、傲慢さと、勘違いがあったのです。
ようやく、7月末になって、自分の勘違いの大きさに気付くという、愚か者です。
どこかで、「自分はできる、と思わないとやっていけない」との思い込みがあったんだと思います。
自分に一生懸命になりすぎ、テンパリ、大失敗を引き起こす。
あってはいけないことですよね。
大事なのは、自分に与えられた仕事を、ただ着々と進めること。
それだけなのだと思います。
今更だけど、自分のやるべきことを、完璧にこなしていけるようにがんばっていかなくては。
この本は、自分が抱えている「不安」をどういう風に解消したらいいのか、
「孤独」とどう向き合えばいいのかを教えてくれます。
「孤独」はもうとことん向き合うしかないものらしい。
んで、「不安」は、結局自分のことを考えてしまっている、自意識過剰状態だから起こる。
理想の自分と現実の自分との乖離において起こる。
もう、自意識なんて捨ててしまおうよ。
もう、自分のことなんて忘れてしまおうよ。
常に第三者の自分を置いておこうよ。
その自分が、きっと客観的に自分を見つめてくれるはず。
失敗だらけの、ダメ人生だけど、
ダメ人生で終らないためにも
今日からがんばるんだ!
人を見抜く!「6秒ルール」ですべてが変わる
- 作者: 江澤博己
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2008/03/25
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良書かと聞かれると激しく戸惑うけど、悪い本ではないと思う。
脱臼暇時間潰し第一弾。
題名にひかれて読んだわけです。
学んだことは意外と(笑)あります。
①「6秒」人に集中する。
→その人の仕草や見た目、声に6秒集中することで、どんな人かわかる!
②面接では失敗談を聞け!
→失敗経験と、失敗にどう対処したかを知ることがとっても重要♪
③ぼそぼそしゃべらない。大きな声を出しすぎない
→落ち着いて、自信をもって話すべき!
ただし、人を見抜くというよりも、
他人から「いい人」と「見抜かれるため」にはどうしたらいいのか、のノウハウ本である気も。。。
仕事に埋没し過ぎて、謙虚さを失ってたな…。
あとは、やっぱり、質問力が低い…。
質問力を高めたい!
人を観察するのが大事だなって思います。
人を好きになって、言ってることに集中して、質問する。
もっともっと、必要な情報をちゃんと引き出せる人になりたいのだ!
勉強するぞ!!!!
いつも「感じがいい」と言われる女性の話し方のルール
朝1分の習慣 いつも「感じがいい」と言われる女性の話し方のルール (DO BOOKS)
- 作者: 橋本美穂
- 出版社/メーカー: 同文館出版
- 発売日: 2012/01/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この前に紹介した本同様、ノウハウ本。
ただし、女性向けなのと、具体的な話が多く入っているのが○。
結局大事なのは、自分に自信を持つこと、なんだよね…。
「自信を持つ」と「傲慢」は違うし、
「自信がない」と「謙虚」も違う。
そのバランスをとるのが本当に難しいわけで…。
失敗だらけだけど、失敗し続けていいわけではないし、
できることなら「失敗」せずにいきたいけど…。
声を出す時に意識をする、とか、
話をするときに手を止める、という小さく見える一つ一つが
すごく大事だということはよくわかった。
自分で自覚的になれてなかった部分も沢山あると思うし、
明日から(明後日から、か)また気をつけていきたいな。
見た目、気づかい、話し方。か。
一つがよくなると、他も良くなるらしいよ!
がんばっていこう!
「論理思考」の本
- 作者: 後正武
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「論理的な思考」と「正しい思考」は全く違う、ということがよくわかる本。
どうしたら「論理的」な思考を展開できるのかは大変勉強になりますが、
結局、論理的に正しいっていうのは、人を説得できるにすぎないという感想です。
ただし、人を説得するというのは、大変重要なことでもあるわけで。
(実際、私はそれがとっても苦手…)
勉強にはなるけど、実践的ではないかな…。
論理思考で大事なのは「事実」なのです。
つまり事実がなんであるのか、を捕まえるのが論理を発達させる一つの重要なアイテム。
事実をより多く知らなくてはいけないわけなのです。
そういえば、本を読んでない…。
そして、聖書の通読が実は終りました!笑
労政時報 第3816号
読むのにすっごい時間がかかってしまいましたー…。
特集は「育成を重点テーマとした制度改革」。
第一生命、大阪ガス、双日、JX日光日石開発の4社の「育成」の現状がのってました。
気になったのは「役割期待」という文言。(ミッション、とかね)
どの企業も、社員一人一人に、「役割」を認識して欲しいのかな?と思いました。
あとは、この本って事務職対象ならいいと思うんだけど
私の就職先のように、9割以上が専門職という現場ではまた違う育成システムが必要なのかな、と思ったり。
逆に言えば、全体の中で1割以下の「事務職」の育成にフォーカスして、育成システムを作ってもいいのかな、とも思ったり。
でも、大事なのは、「求める人材像」をいかに具体的に提示できるか、ということ。
「人材像」が決まらないままに「優秀な人が欲しい!」といったところで、なにもいっていないのと一緒。
そのあたりは、病院がどのような人材像を想定しているのかな、と疑問に思いました。
他方で、気になったのはコース別採用の「流動性」の話。
要は、採用/育成の際に、この人はマネジメント系かスペシャリスト系か、と選り分けされていくんだけど
どのような基準で、どんなふうにその選り分けがなされるのかな、と思った訳です。
ただなんとなく、「この人ならできそう」というのは、一瞬よさそうだけど、なんだか説得力がない。
せめて、「こういうときにこういうふうに行動出来るのがよい」とか、
逆に「こういうときにこう行動しがちなのが○○系には向いていない」という風に、
本人が納得出来るかたちで指摘できるとよいのではないかと思う訳です。
自分の就職先と比較しろ、という課題と照らし合わせるのなら、
○そもそも人材育成はどのような戦略で行われているのか
○「求める人材」はどのような人材なのか
○社員が「求める人材」に近づけるように、どのようなことが戦略的に行われているのか
ということを知らなくてはいけないと思ったのです。
少なくとも、現在うけている研修には、そこまで「戦略」を感じないわけです。
現場に丸投げされている感じ。
例えば、「主体的に行動する人材」を求めているのならば
各部署での職員の業務を体験させるのがいいと思うんですよ。
その中で、「自分がどのように主体的にかかわれると思うのか」をフィードバックさせるとかね。
逆に、「忠実にいわれたことをやる人材」が欲しいのであれば、
各部署でひたすら座学をさせて、それでも寝ないように見張るとか。
なんか、研修の目標が「病院のことをしる」だけでは、求められていることがわからなくて
逆に躊躇してしまう。
どんどん踏み込んでほしいなら、どんどん踏み込んで欲しいなりの「励まし方」があるとも思う。
あ、あとは、昇進や異動については「なんで?」がわかる仕組みだといいと思うんですけどね。
今の聖路加は、「栄転」か「左遷か」みたいなところしかない気がするんだけど
昇進するためには、「○○の理由から」この部署でこういう経験をしてほしい、みたいなのがわかると、
やけに舞い上がったり、逆に無駄に落ち込んだりする必要がなくてすむと思うんだよなぁ…。
あと個人的には、メンター制をとりいれて、個人のメンタル面のサポートをすると同時に、
「上司」になりうる人材を育てるってのも必要だと思ったり。
少なくとも、うちの病院は人材育成の観点で、まだまだ足りないことが一杯ある!
とりあえず、看護師みたいに「プリセプター」を作ろうぜ。とは思う。のであった。
他にも、労働法のニュースとかは比較的興味深くよませてもらいました。
福利厚生がどう変化してる、とかね。
今後は、職場でがっつり読みたいな。
(電車だと「読んだ気になって終り」な気がする)
夜勤手当をどう待遇してる、みたいなのは、それぞれの会社の考え方も一緒に載ってるとより興味深かったな。
あと、特集の部分について、あえていうなら、各社の全体像はよくわかったけど、
採用/研修/OJT/昇進と、項目毎に育成制度が整理されていたら
より比較しやすかったかな、とは思います。
以上!