This is the day

レビューを書いて文章力をあげたいという甘い考えの産物です。

経済学の名著30

経済学の名著30 (ちくま新書)

経済学の名著30 (ちくま新書)

やっと読み終わったー!
読んでよかった。
なんだかここ2、3日は勉強に集中できないし、なんだかいろいろ・・・ねぇ。
というわけで、読みたい本を読んじゃいます。
借りた本なのに、結構がっつり読んだら、帯がちょっと痛んじゃった・・・
本の帯ってどうしたらいいのか分かんないんですけど・・・

まぁ余談はこの辺りにして。
この松原さんがいいかどうかはわかりませんが、「経済学のこの名著、是非原典にあたりたい!」と思ったので、見事作者の思惑通り、というところでしょうか。
今まで経済学って「マクロ経済学」と「ミクロ経済学」がメインなんだと思ってました(公務員試験とかでも、ミクロとかマクロばっかりやってる気がした)。
だから、「こんなにいい本がいっぱいあるんだ!」と感動でした。
経済学って、本当はこんなに深いなんて!!!
数学が中心となってしまっている現在の経済学が生まれたのも、結局ある人の思想にすぎないんですね。
今の経済学ってなんだか実学になっちゃってるけど、やっぱり、その奥底の思想こそが重要なんだと思います。
よく「包丁は料理するならよい道具だけど、人を殺すなら悪い道具だ」といいますよね。
それと同じで、経済学でよくいう「パレート最適」とかだって、それが上手くいくとか上手くいかないとかってことよりもはるかに「どういう思想でパレート最適が大事なのか」っていうのが大事だよね。
昔、法律の授業で、「東大は、ウェストミンスター(だかハイデルベルクだか忘れちゃった・・・)大学の真似をしてつくられたんですが、神学部だけは真似しなかった。しかし、外国の大学では、神学部こそが一番最上位の学部なんです。だから、東大は能無し(一番大事なとこが抜けてるって意味で)なんです」っていってて、凄く感銘を受けました。
別に神学部を持ってくるべきだ!とはおもいませんが、神学部って結局、思想的な部分ですよね。
(あ、でも、外国は牧師の地位が高いとかいろいろあるから実はなんともいえないよね)

もっと、どういう思想でこういう行動をおこすのか、とかいうことを考える必要を感じますね。最近事業仕分けの関係で理系・文系議論が再発していますが、ぜひともしっかり考えて欲しいですね(あ、ちょっと違うはなしかも・・・汗)

いろいろ考えたことは沢山あるんですが、あえてかきません。
なぜなら、この本は「ロールズ」とか「ガルブレイス」とかの本の解説にすぎないから、説明しながらも、結局この著者の思想も入ってるんですよね。
だから、是非原典にあたって、彼等の思想について、自分の考えをぶつけてみたいです。