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レビューを書いて文章力をあげたいという甘い考えの産物です。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

就職とか研究とかいろいろ悩んで進めなくなったときに読んだ一冊。
経営について非常に良い本だと言われていますが、
それだけじゃない。
人生について、会社について、課外活動について、その他どんなことにも応用できる方法が満載です。

本書の中心的メッセージはただ一つ。それは1つのことに突き進むこと。
そして、愚直に、一歩一歩進むということなんです。

闇雲に多角経営をしていた会社が、「偉大な企業」になれなかった例として何度もでてきます。
私たち自身も、なにかといろんなことに手を付けては、自分を守ろうとしているはず。
でも、それって実はとっても無駄遣いなんです。
そうではなくて、むしろ、自分の強みを見つけて、その一点に自分を集中させるのが大事。
そして、その一点を決めたらひたすら、一歩一歩突き進むんですね。

その「一点」の決め方が難しいだけど、それもちゃんとアドバイスがあります。
三つの円といって、経済的原動力になるもの、世界一になれるもの、情熱の3つが重要な要素になります。
この三つのどれかがかけてもだめ。
逆に、この三つがあてはまるなら、あとは全力で追えばいいのだ。

ただーし。

この本にも問題はあります。
(1)会社の「成功」「失敗」の判断が株価。
 →それでいいのか??なんだか、内容が比較的論理的で、かつとても胸をうつだけに、納得がいかないのです。
(2)科学的っぽいけど、結構感情に訴えてる感じ。
 →結局「感動」モノの1つじゃないか!といわれれば反論できないです…

というわけで、この本も、まぁ、批判しつつ読めばいいのだと思います。