完全な人間を目指さなくてもよい理由?遺伝子操作とエンハンスメントの倫理?
完全な人間を目指さなくてもよい理由?遺伝子操作とエンハンスメントの倫理?
- 作者: マイケル・J・サンデル,林 芳紀,伊吹友秀
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
- 発売日: 2010/10/12
- メディア: 単行本
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面白かった。
遺伝子操作とか、人工的な肉体への操作とかが、どういう場合に「よい」「悪い」とされるのか。
その基準については色々な議論があるわけだけど、結局、今までの議論はあまり十分ではなかったんじゃないか、と思わされる。
生が与えられたものであると知ることの重要性が記されているのだが、そのなかででてくる「謙虚」や「連帯」といったものはそもそも道徳の前提とされているのかな、と思った。
この辺りは、正直、もう少し勉強しなきゃいけないとは思った。
生命倫理についての学びになるだけでなく、論理性の勉強にもなるから面白い。