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This is the day

レビューを書いて文章力をあげたいという甘い考えの産物です。

クリスマスの起源

ちゃな流レコメンド

クリスマスの起源

クリスマスの起源

ほんとうは、この本の著者クルマンの、原始キリスト教系の別の本(とはいえ、実は本の名前を忘れてるぐらいダメな私なのですが)を読みたかったんですが、図書館には「クリスマスの起源」しかなかったので、泣く泣く(?!)読みました。

思っていた以上に収穫がありました。

字がすごく大きくて、ページ数も少ないので、一時間もせずに読めちゃうとは思うんですが。ええ。

いうまでもないことだとは思うのですが、「クリスマス」は、12月25日です。
ところで、「クリスマス」って、どういう意味だかご存知ですか?

(二年前、某炭酸飲料のHP上にあった景品付きクイズで
「クリスマスとは、イエス・キリストが誕生した日である。○か×か。」
という質問に、
したり顔で○を選択し、見事「不正解」レッテルを貼られた私が通りますよっと。)

クリスマスは、「キリストのミサ」という意味でして、実は、イエス・キリストが誕生した「ことを記念する」日なのです。
つまり、12月25日にキリストが誕生したのではない、ということも、また周知の事実。
ではなぜ、12月25日に、キリストの誕生を祝うのか、という点に焦点を当てているのが、本書。
ついでに、クリスマスツリーの起源についても書かれています。
(クリスマスツリーって、ルターが作ったわけじゃなかったんだよ!!!)

本書の主な主張は、「他の宗教の影響が入り込んでいる、というだけで、キリスト教としての正統性が損なわれるわけではない」という点にあります。

wikipediaをみても、クリスマスは『ミトラ教の冬至の祭を転用したもの』という記載がなされているんですが、それだけだと、まるでクリスマスがうさんくさい物みたいで、一クリスチャンとしても、「だったら祝わなくてもいいじゃん!」と思ってしまいます。

でも、そうじゃない。
例え、他の宗教のお祭りを転用したものであったとしても、そこには、むしろキリスト教としての正統性を担保するような背景さえあるのです。
例えば、本書では、12月25日が、ローマの「太陽祭」であったことが示唆されています。このことは、キリスト教が、「太陽」の地位、つまりすべてのものの王の王である地位を、当然の如く得た、ということを意味しているのです。

つまり、他の宗教の影響を受けた、というよりも、他の宗教が、キリスト教に影響を与えざるを得ないような存在であった、というふうに考えるのが妥当かもしれません。

本書には、他にも、クリスマスが12月25日になる以前に行われていた「顕現祭」など、現在のクリスマスの原型になるようなお祭りに関する記載もあります。
事例が多く、簡単に読み進められるので、クリスマスに疑問がある方もない方も是非お読み下さい!

今月はもっといっぱい本を読むぞ!!