This is the day

レビューを書いて文章力をあげたいという甘い考えの産物です。

『キャリアアップ』のバカヤロー

半分、いろものとしてみていました。
結果的には、学ぶことが多かったけど。

一番気に入ったことばは「自分に同情するな」。
村上春樹ノルウェイの森』の一言。

私は自分に同情してたんだなー。
と少し恥ずかしくなった箇所だったので。

いろいろ焦って、半年仕事「っぽいこと」をしてきた。
正直、いまは、全てが非常に中途半端だったとわかる。

常見陽平によれば、仕事は自分の実力以上のものに取り組むべき、だったり、
人間関係でトラブっている/苦手な人ほど、沢山コミュニケーションをとるべきだったり、
自分の意見はちゃんと主張すべきだったりする。

いつの間にか、すごく萎縮して、自分の意見がなんなのかも少しわからなくなっていた。
「間違っててもいいからいってしまおう」という気持ちを失っていた。

彼氏とほぼ毎日喧嘩していた、とか、職場でのコミュニケーションがあまりうまくいってない、とか
すごく妥当な指摘はいろいろできるんだけど、
じゃあ自分がそれに対してなにか努力出来ているのか?という部分がすごく大事なんだと思う。

正直、この半年の仕事は、中途半端で、30点だったと思う。
なにがだめなのか、というと、

・スケジューリングができていない(もしくはしていても非現実的)
・肝が据わってない(気合いで仕事を終わらせられず、だらだら続けてしまう)
・「付加価値」をつけられない(今までと同じようにやればいい、と考えている)
・確実に覚えられない(提出書類関係をちゃんと覚える気がない)

→というわけで、なんだか残念な人間でした。

これから、目指したいことは以下の通り。

・一日/一週間/一ヶ月のスケジューリングをしっかりする
  →毎日、これを見直す
・一日(一回)であれもこれもしようとするのではなく、その日の目標をつくる
・仕事は「このときまでに終らせる」と決めたら、気合いで終らせる(残業ではなくて)
・今まで以上のなにかをするようにがんばる
・確実に覚える(覚える時間/体系的な背景を考える時間をつくる)


これまで、すごく流れ作業で仕事をしてきてしまったというのはあるので、
これからは、一つ一つを正確に/確実に/理解しておこないたい。
そのことが、結果的には、スピードアップにつながると思うから。

失敗だらけの4ヶ月だったけど、これを成功に変えられるかどうかは、自分次第なのだ。
もっと、ストイックになれるのか。
怠け癖を抜けられるのか。

ある意味で、上司を無条件に正しいと思ってしまい、人間関係を上手くやっていく方法を考えてばかりいた。
人間関係なんて、本当はなにでどうなるかわからないのに。

自分がかわいくて、守ろうとして、結局大失敗をした。
けど、そこまでしなければ、自分の根本と向き合おうとしなかった。
この経験がなければ成し遂げられない何かが、この先あるんだ。

仕事はたかが仕事なのだ。
たかが仕事だからこそ、自分自身を成長させるための道具として、もっと使わねば。

書評がすごく薄くなったけど、
キャリアアップなんて、資格や転職で果せるわけじゃなくて、
自分の与えられた場所で、与えられたことを、周りを愛しつつ行っていくなかで培われる経験こそがキャリアアップにつながるんだ、という話だった。

ありがとう。
私はこの場でもう少しがんばる。

常見陽平という名前を教えてくれた彼に最大限の感謝を。
そして、なにより、彼の言うことを全然きけていなかったことに謝罪と反省を。