ラスト5イヤーズ
A Part of That - The Last 5 Years - YouTube
やっぱり、オリジナルの方の歌声は最高に美しく、物憂げ。
昨日、大好きなj-waveで新作映画「ラスト5イヤーズ」を見てきました。
以下、いろいろな感想を。
1.恵比寿ガーデンシネマについて(試写会会場)
座席がめっちゃいい!映画見るなら絶対ここにきたい!
前の席との幅もしっかりあるし、お尻も(あまり)痛くならない。
ユナイテッド・シネマ 映画館 UNITED CINEMAS | 上映スケジュール、インターネットチケット購入など映画情報が満載
みたい映画もいろいろあるし、トイレやお店もすっごいおしゃれで、映画の世界に浸れる。ビールがヱビスビールというのもたまらない。
2.ラスト5イヤーズについて
2.1映画の曲
今回、夫と二人で完全に映画の曲にハマり、このブログを書きながらも聞いている始末・・・
アナ・ケンドリックは決して嫌いじゃないんだけど、なにせ、高い声がキンキンして、聞いていてとっても辛いので、このオリジナルバージョンを聞いて、こころがキュンキュンしている。
映画全編を通して、ピアノの響きが最高にいい。和音も、感情を非常に深く・的確に表している感じがする。特に不協和音がでてくるタイミングが絶妙で、身悶えするぐらい。
オリジナルバージョン、どっかで借りれないかな。映画は「出会い」と「別れ」を描いているから悲しい曲ももちろんあるんだけど、曲を単体で聞いているととても美しくって、自分を元気づけたい時に聞きたい曲ばかり!!
私は「Nobody Needs To Know」が大好き。歌詞とかストーリー展開的には一番嫌いなシーンなんだけど、この曲の感情の表現の仕方が、たまらなく胸を締め付けるし、本当に美しい。和音って、こんな風に使えるんだ!これを作曲したJason Robert Brownは天才だと思うわ。
Nobody Needs to Know - The Last 5 Years - YouTube
あと、The Next Ten Minutesという曲もいい。
The last Five years - The Next Ten Minutes - YouTube
この映画で唯一、愛し合っているデュエット。でも、最初と最後の歌詞が同じで歌い手が違う、という、それだけのことが、不穏さを語るんだよね。本当に素晴らしい曲。
2.2映画の内容
映画の内容について
この映画を見たせいで、平和だった夫と2時間近く喧嘩。シーンの捉え方や感情移入がまるで違っていて、相手に対して不信になるぐらいだった。そのぐらい、この映画は、非常によく男性と女性の感情を表現していると思う。
ただ、だからこそ、ストーリーの陳腐さと軽さが少し気になってしまった。夢を追いかけるのは美しいことだよ、素晴らしいことだよ、でもさ、誰もが夢を掴めるわけではないし、夢を掴めないからといって幸せになるわけではない。いや、夢を掴んだからといって幸せになるわけでもない。まさに、ジェイミーがそうであったように。
夫が言っていたことだけど、この映画に「夢?別にいいよ、普通の幸せが一番」みたいなメッセージがあればまだ救いがあったんだろうけど、そういった、ちょっと踏み込んだメッセージがないから、最終的にこの終わりに絶望しかみいだせないような気持ちになった。
実際のところはわからないけど、「別れと出会いを交差させたミュージカル」という発想が強すぎて、ストーリーが十分揉まれていないんじゃないか、という気持ちにさえなった。曲がいいからこそ、それが本当にもったいない。
恋はしたくなくなるけど、大声で歌いながら日常を送りたくなること間違いなし!
私の日常がウェストサイドストーリーになる度 ★★★★☆