三年で会社を辞めたら損ですよ!
- 作者: 常見陽平
- 出版社/メーカー: STUDIO CELLO
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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読み終わったあとで、なぜかすごく虚しくなった。
本が悪い訳じゃない。
なかなか変われていない自分に、本気で嫌気がさした。
いわれたことさえ全然できるようにならない
そんな自分に、本気で嫌気がさしている。
私は本気で変わろうとして無いんだろうか。
自分自身に対する、諦めや、もう投げ出したい気持ちでいっぱいになってしまう。
なぜなんだろうか。
いま、辛いことは三つのフェーズがある。
①仕事が辛い
②仕事で帰りが遅くなることへの彼氏の対応が辛い
③仕事で帰りが遅くなることへの家族の対応が辛い
私の仕事が遅いことで、まず業務上、ものすごく迷惑をかけている。
効率よく仕事ができていないし、本当に迷惑しかかけていない。
でも、書いていて、すごく思ったけど、私はやっぱりすごく守りに入ってしまっている。
周りにあきれられているじゃないか、また怒られるんじゃないか、と。
自分で正しいと思ってやっているなら、一生懸命やったなら、
彼氏や上司に怒られて、罵倒されてもいいじゃないか。
私は、いったい、いま、なにを守ろうとしているんだろうか。
どうしたら、今のなにかを乗り越えられるんだろうか。
どうしたら、もっと気遣いができるようになるんだろうか。
自分が任されている仕事、与えられている仕事は、私が行うべくして与えられている。
すごく魅力的で素晴らしい仕事が与えられている。
それさえも着実にこなせていないことが、ただただ悔しい。
明日から、また新しい一週間が始まる。
毎週思う、今週こそ、ちゃんと仕事をこなすんだって。
そして、毎週末落ち込む。
だけど、もうそれじゃだめだ。
本当に、今週こそ変わるんだ。
与えられている仕事を、こなすためになにが必要なのか、自分のアタマで考えて、
かつ、与えられた仕事は、できるだけ早急にこなすんだ。
やらなきゃいけない。
やるしかないのだ。
やるぞ!
仕事を楽しめるようになりたいんだ!ほんきで!
ことばのゲリラ反撃術
- 作者: ゆうきゆう
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2008/03/13
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状況を完全に変えるのはできないけど、
自分の出方次第で状況を改善できる、もしくは状況を受けとめられるようになる、
というのがこの本の趣旨でしたが、
なんかこんなこと全部覚えられん!
まぁとりあえず、どんなときも「意味」をきくというのがすごく大事ということはよくわかった。
あとは枕詞とか。。。
なんかもうさ、いろいろめんどくさがりなんだよね、私は。
だからすべて失敗するんだろうな。
もっとめんどくさがらずに、
細やかにいろいろやってかなきゃいけないんだろうな...
レビュー書く気がうせたので、この辺で。
やわらかBody=メリハリBody
やわらかBody=メリハリBody―カラダを育てる“日常生活”
- 作者: 兼子ただし
- 出版社/メーカー: モダン出版
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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姿勢を良くしよう、という話だった。
『キャリアアップ』のバカヤロー
「キャリアアップ」のバカヤロー 自己啓発と転職の“罠”にはまらないために (講談社+α新書)
- 作者: 常見陽平
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/21
- メディア: 新書
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半分、いろものとしてみていました。
結果的には、学ぶことが多かったけど。
一番気に入ったことばは「自分に同情するな」。
村上春樹『ノルウェイの森』の一言。
私は自分に同情してたんだなー。
と少し恥ずかしくなった箇所だったので。
いろいろ焦って、半年仕事「っぽいこと」をしてきた。
正直、いまは、全てが非常に中途半端だったとわかる。
常見陽平によれば、仕事は自分の実力以上のものに取り組むべき、だったり、
人間関係でトラブっている/苦手な人ほど、沢山コミュニケーションをとるべきだったり、
自分の意見はちゃんと主張すべきだったりする。
いつの間にか、すごく萎縮して、自分の意見がなんなのかも少しわからなくなっていた。
「間違っててもいいからいってしまおう」という気持ちを失っていた。
彼氏とほぼ毎日喧嘩していた、とか、職場でのコミュニケーションがあまりうまくいってない、とか
すごく妥当な指摘はいろいろできるんだけど、
じゃあ自分がそれに対してなにか努力出来ているのか?という部分がすごく大事なんだと思う。
正直、この半年の仕事は、中途半端で、30点だったと思う。
なにがだめなのか、というと、
・スケジューリングができていない(もしくはしていても非現実的)
・肝が据わってない(気合いで仕事を終わらせられず、だらだら続けてしまう)
・「付加価値」をつけられない(今までと同じようにやればいい、と考えている)
・確実に覚えられない(提出書類関係をちゃんと覚える気がない)
→というわけで、なんだか残念な人間でした。
これから、目指したいことは以下の通り。
・一日/一週間/一ヶ月のスケジューリングをしっかりする
→毎日、これを見直す
・一日(一回)であれもこれもしようとするのではなく、その日の目標をつくる
・仕事は「このときまでに終らせる」と決めたら、気合いで終らせる(残業ではなくて)
・今まで以上のなにかをするようにがんばる
・確実に覚える(覚える時間/体系的な背景を考える時間をつくる)
これまで、すごく流れ作業で仕事をしてきてしまったというのはあるので、
これからは、一つ一つを正確に/確実に/理解しておこないたい。
そのことが、結果的には、スピードアップにつながると思うから。
失敗だらけの4ヶ月だったけど、これを成功に変えられるかどうかは、自分次第なのだ。
もっと、ストイックになれるのか。
怠け癖を抜けられるのか。
ある意味で、上司を無条件に正しいと思ってしまい、人間関係を上手くやっていく方法を考えてばかりいた。
人間関係なんて、本当はなにでどうなるかわからないのに。
自分がかわいくて、守ろうとして、結局大失敗をした。
けど、そこまでしなければ、自分の根本と向き合おうとしなかった。
この経験がなければ成し遂げられない何かが、この先あるんだ。
仕事はたかが仕事なのだ。
たかが仕事だからこそ、自分自身を成長させるための道具として、もっと使わねば。
書評がすごく薄くなったけど、
キャリアアップなんて、資格や転職で果せるわけじゃなくて、
自分の与えられた場所で、与えられたことを、周りを愛しつつ行っていくなかで培われる経験こそがキャリアアップにつながるんだ、という話だった。
ありがとう。
私はこの場でもう少しがんばる。
常見陽平という名前を教えてくれた彼に最大限の感謝を。
そして、なにより、彼の言うことを全然きけていなかったことに謝罪と反省を。
就活のバカヤロー
- 作者: 大沢仁,石渡嶺司
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/11/14
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就職業界にかかわる全ての人、つまり学生/採用企業/大学/就職情報会社の「バカヤロー」な側面を一蹴する本。
結論は「結局みんなが『主体』になりきれてない」ことが問題だ、という。
学生は企業や大学に踊らされ、大学は企業や就職情報会社に踊らされ、企業は就職情報会社や社内の人間関係に踊らされ、そして就職情報会社はライバルとの無駄な争いに踊らされている。みんな踊らされていて、みんな無意識に周囲の環境のせいにしている。
そんな、まさに第二次世界大戦を彷彿とさせる無責任体制のなかで、シュウカツが無駄にエスカレートする様子を描いている。
家永三郎のいう「戦争責任」と同じような「責任」を感じる日々。
私は、就職活動経験者として、そして今は人事で働く者として、すごく納得すると同時に、すごく凹んだ。
なんだ、みんな今の就職環境を本気で変える気ないじゃん、と。
著者でさえ、「お前らが変われ」といわんばかりである(とはいえ、そもそもこんな本を書いちゃうこと自体がすごいとは思いますよ。)
そもそも、なんでこんなシュウカツシステムができ上がったのか。
特に本書は、政府の責任とかも完全に無視なのが気になる(まー言及してもしょうがないということなのかもしれないけど)。
一方で、この社会の「丸め込みやすさ」みたいなものを痛感している身としては、じゃあどうしたらいいのさ!という弱音も吐きたくなる。
絶望から始まる希望、という言葉もあるけれど、実際、社会の「現状」を目の当たりにして、今は絶望しかでてこない。
絶望の中で、どうやって人々が主体性を取り戻せるようにするのか。
中にいる人はどうしても、自助努力しかない。
もちろん、中にいる人の「主体性」を取り戻す以上努力が第一条件ではあるんだけど、その努力をサポートしてくれる何か、が必要なんじゃないかな。
相方の研究を本当にちょっとだけかいま見た感じだと、「イノベーション」の前提には主体性を持った個人と、その個人を全力サポートはしなくてもやはり肯定してくれるような環境があった。今の日本にはそういう「余裕」がない。釣りバカのハマちゃんがいていい余裕がない。けど、ハマちゃんだって、独自ルート(というか釣り)で、新しい大型顧客を開拓しているわけで、やっぱりスーさんの会社には必要な人材だった。周りも、煙たがりながらも、やっぱりハマちゃんを肯定していた。
みんな余裕がない。
どうしたら余裕がでるんだろうか。
その余裕の先に、「主体性の回復」や「イノベーション」があるような気がしてならない。
いや、それは逆なのかもしれないが。
人材を活かす企業
人材を活かす企業 (Harvard Business School Press)
- 作者: ジェフリー・フェファー,守島基博
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2010/10/15
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人事部で働いていると、どうしても、働いている「人」に興味が映る。
私みたいな下っ端だと、人と会うのはせいぜい電話やメールでだし、悩みや相談を聞く訳ではない。
それでも、周りの先輩達の電話とか聞いて、想像力を働かせて、「こんな仕事してるのかなー」と。
そんな中で、フェファーを勧められて読みました。
全体としては、「みんなコストカットとか個人主義とかいいながらリストラ/成果主義賃金に走ってるけど、それじゃいい会社は育たない!長期的な視野に立って、『人材』を育成すべきなのだ!」というメッセージが漲っています。当然、日本の例も『良い例』(終身雇用だから教育制度が素晴らしい!とか、『カイゼン』が職員の自主性を育ててる!とか。)としてとり上げられています。
2000年代初頭の「アメリカ型の雇用慣行万歳」な風潮のなかでは、結構斬新に見えたのかもしれないですが、今みると、少し陳腐。
それは『人財』みたいな「軽い『社員主義』ワード」が浸透し過ぎちゃってるからかもしれません。
アメリカ型の雇用慣行を追随しても、皆が思ってる様なハッピーな結果にはなりませんよ、という実例が沢山載っているのは示唆的ですが、じゃあどうしたら「良い会社」&「良い社員」が育つのかは実は不明。
「こんな優良企業は、こんなに『人材育成』『教育』に力をいれている」
「社長がこんなコメントだすような素晴らしい企業があるんだぜ!」
という『実例』は大量にでてくるけど、日産みたいに首を切りまくって『上手くいっている』会社とかをとり上げていないだけ、つまり、都合のいい会社をより集めているだけともいえなくない。
また『分析』といえるほど深く分析をしているともいえない。なぜなら『なぜうまくいっているのか』という具体例の部分に「教育に力を入れている」「社員の自主性を引き出す努力をしている」「少数精鋭」以上のなにかがないから。
と批判的なメッセージを数多く残してしまいましたが、本著の最大の贈り物としては「結局人間関係で信頼を勝ち取れるかどうかでしょ」という重要な示唆があります。
会社が社員を信頼できるか、社員が会社を信頼出来るか。これは結構大きな問いですよね。社員に対して情報開示をし、社員側も「搾取されない」という安心感があれば、たとえ会社が傾いている状況でも、みんなで力を合わせることができる『こともある』のでしょう。
まぁでも、性悪説をとる私としては、そーんなに綺麗なお話だけではすまないような気もしてしまうのです。
とりあえず、少し時間をおいて、もう一度読み直したい本ではあります。
誤解されたかもしれないですが、私はフェファーの考え方、大好きです。
「好きなこと」だけで生きぬく力
「好きなこと」だけで生きぬく力~自分基準の仕事で世界一になれ~
- 作者: 宮脇修一
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2012/01/19
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どこで紹介されたか、なんで読んだのか、きっかけは全く覚えてない。
写真のおっさんは自称『キモヲタ』だし、オタの価値観が溢れている。
ただし、軸がぶれないので何だかかっこいい。
心に残ったのは「陽の当たらない場所でしか生まれないもの」(p76)。
著者曰く「ヲタ」というのは、絶対的マイノリティであるからこそ「ヲタ」なのであり、
政府が「ヲタ文化」を推奨するとか、海外で「ヲタ」文化が盛り上がっている、という報道は全てナンセンス。
社会の端っこで「毒ガス」のような存在が「ヲタ」であり、「健全で明るい社会」とはかけ離れているからこそ、作れるものがあるという話。
(しかし、「ヲタ」はマイノリティであることを自覚しているから、社会の最低限のマナーは守るし、女性にも優しい(らしいw)。)
キラキラした、カッコいい世界は憧れるけど、結局そこからはなにも生まれない。
というのが、ここ3ヶ月働いてわかったこと、な気がする。
会社で働く人達がどんな気持ちで行動しているのか、まだまだ全然わからないけど、社会には汚い、臭い側面が沢山あるわけで
そのなかでもがき苦しみながら、マイノリティな世界でがやがや騒ぐしかない。。。
なんかありきたりなことをゆってしまったけど、結局は、自分が「信念をもってやりたいこと」がなんなのか、なんだろうな。
私は、きっと信念はあるし(実際、激弱だけど信仰も与えられているし)、やればできる子だと自負しているけど、
一体、なにに信念を持つべきなのか、まだ分かっていない。
自分が成し遂げたいことを見つけなければ、がんばっても意味ないということを最近痛感してます。
ついでに、この本の著者は、半端な「頑張り」は認めないけど、かといって「3日徹夜しました!」みたいな『ガテン系』を推奨してるわけでもない。
あああ
最近できてなかったことを注意された気分。
明日からもがんばるぞ!
※注 本を読んで刺激はされましたが、この本自体は、1時間もかからないで読めるし、正直、あまりためになりません。強いて言えば、「キラキラ系じゃない私でも、まーなんとかなるかも」という、他の手段を通しても充分得られる安心感と、『こんな会社もあるんだ!』という少し開けた価値観を抱けるだけです。以上。