This is the day

レビューを書いて文章力をあげたいという甘い考えの産物です。

日本人のしつけは衰退したか

日本人のしつけは衰退したか (講談社現代新書)

日本人のしつけは衰退したか (講談社現代新書)

これを読んで思ったの。
「ママになる」「パパになる」っていうのは、すごく最近のことなんじゃないかなー。
だって、明治とかの話をみると、実は「ママになる」「パパになる」必要がなかったように感じるんですよね。
まぁ、これはもっと考察したいと考えていますが。

さてさて、あさてさて。

この結論は
「しつけは昔より悪くなったとかってことじゃなくて、その質がかわったんだ」ということ、だと思いました。
昔のしつけはよかった、とか今のしつけは悪い、っていうのは、今しつけを頑張っている人が(!!)昔のノスタルジーにはまっているだけ。
もしくは、そういうこというのは大半が教授などなど上流階級の人々なので、そういう家は昔と異なる「しつけ」をしている人々(下流階級とか)に対して否定的なだけなのです。

まぁだからといって今のしつけがいいとか悪いとか、そういうことじゃないんですよ、この本は。
あくまでも、「しつけ」の歴史と背景を追ってるんですね。

パーフェクトペアレンツとか、パーフェクトチルドレンとか誰が決めるですか。
そもそもそこでいうパーフェクトなんて「上中流階級(という一部の人間)が考えるパーフェクト」であって、
結局誰しもがパーフェクトだし誰もパーフェクトじゃない。

そういう流れに乗れるキャラか、乗れないキャラかの、違い程度なんですよね。