日本人のしつけは衰退したか
- 作者: 広田照幸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/04/15
- メディア: 新書
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これを読んで思ったの。
「ママになる」「パパになる」っていうのは、すごく最近のことなんじゃないかなー。
だって、明治とかの話をみると、実は「ママになる」「パパになる」必要がなかったように感じるんですよね。
まぁ、これはもっと考察したいと考えていますが。
さてさて、あさてさて。
この結論は
「しつけは昔より悪くなったとかってことじゃなくて、その質がかわったんだ」ということ、だと思いました。
昔のしつけはよかった、とか今のしつけは悪い、っていうのは、今しつけを頑張っている人が(!!)昔のノスタルジーにはまっているだけ。
もしくは、そういうこというのは大半が教授などなど上流階級の人々なので、そういう家は昔と異なる「しつけ」をしている人々(下流階級とか)に対して否定的なだけなのです。
まぁだからといって今のしつけがいいとか悪いとか、そういうことじゃないんですよ、この本は。
あくまでも、「しつけ」の歴史と背景を追ってるんですね。
パーフェクトペアレンツとか、パーフェクトチルドレンとか誰が決めるですか。
そもそもそこでいうパーフェクトなんて「上中流階級(という一部の人間)が考えるパーフェクト」であって、
結局誰しもがパーフェクトだし誰もパーフェクトじゃない。
そういう流れに乗れるキャラか、乗れないキャラかの、違い程度なんですよね。