私のあしながおじさん
- 作者: ジーンウェブスター,Jean Webster,松本恵子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1954/12/28
- メディア: 文庫
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- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2010/02/23
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2014年最もハマったもの、といえば間違いなくこれです。
「私のあしながおじさん」
きっかけは、肩の手術で入院した時に、夫がレンタルしてきた「世界名作劇場 私のあしながおじさん」。
第1話の感想は「騒がしい」だったはずなのに、気が付いたら、夜中2時まで見てました。
さらにさらに、好きすぎて、小説まで買いました。
小説は小説で文章が面白くって、アニメと比較をしても面白かった。
「私のあしながおじさん」は完全なフィクションで、完全に女子目線のお話。
本当にあんなおじさんがいたら正直気持ちが悪いはず。イケメンでお金持ちだから許されるんだけど。
つまり、西洋版源氏物語(紫の上ver)だと思うのです。
なのに、なぜか年末には夫の父親もハマるのですから、たいしたもんだ。
しかも、同時期に少し遅れてハマっていた「花子とアン」でも村岡花子が訳していたし、
時代は「私のあしながおじさん」だったのです。
そろそろ続編も読んでみたいな。
あと、ちょっと関係ないけど、「あしなが募金」は見るたびに募金しちゃうんだけど、これからは、ジュディーを想像しながら募金しちゃいそう!
ドライビングMissデイジー
- 出版社/メーカー: パンド
- 発売日: 2002/02/22
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おばあちゃんに似てるのよね、うちの。
あの頑固さが。
でも、頑固な人って、好き嫌いがはっきりしてる分、しつこくすると案外仲良くなれたり、
心の底から認め合えたりする。
そこを面倒臭いというふうに避けちゃうから、仲良くなれないよね。
とはいえ、そもそも頑固なほうも、もっと心を許せばいいんだけどさ。
また、映画の中ではあまり人種差別にかんする言及がないのに、
実際の立ち位置や、ちょっとした発言から、差別について考えさられる映画でもあるのです。
デイジーさんは、まったく、差別主義者ではないしね。
結末も素敵で、大好きな映画です。
ただ、前の、人間的にクソとしか思えなかった上司も好きな映画といっていたのが理解不能だけど。
そして父になる
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2014/04/23
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お父さん、福山雅治だったら、たまらないよなーと思う一方、父以上の男を見つけられず未婚を貫く、もしくは、彼氏がビビって結婚してくれない、という悲惨な結末を妄想してしまうのは私だけではないはず。
ストーリーは、実話が元になっているからか、なかなか見ごたえがある。
一見裕福・社会階層的に上のほうにいるであろう福山夫妻の悩み・苦しんでいる姿と、ちょっと雑、社会階層的にも・・・なリリーフランキー夫妻の楽しそうな日常のコントラスト、そして、その背景に流れる、数学的・非感情的なピアノの音色(練習曲やバッハだからね)。
福山夫妻が始めのほうで「二人とも引き取ります」なんていっていたのに、気が付いたら二人ともリリーフランキー側に懐き、挙げ句の果てに真木よう子に「二人ともうちで育てようか」と言われてしまう。
この話は、子供の取り違えという問題を背景にしているけど、そのことがむしろ、子供をお腹のなかで育て、出産を経て「母」になる女性にはない、「男→父」へ変わりゆく過程を露骨に見せつけてくるのではないだろうか。
父になるということは、究極的には、血縁ではなく、「こいつと一緒に生きて行く」という決意なのだと思う。
ローマ法王の休日
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
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なんとなく、録画していた番組。
みてみたが、完全にタイトルがまちがっているし、コメディでもない。
「法王の存在」がなんであるかをよく考えさせる映画だった。
といっても、別にカトリックやバチカンをバカにしているものではない。
ただ、法王になりたい人がいるわけではないし、準備ができるいるわけでもないなかで、法王制度を続けるのってなんのため?民衆のためなの?という感じ。
私はプロテスタントなので、法王の有無は私の生活に関係ない、とは思うけど、一方で、今の法王(フランシスコ)は、比較的共感できるような声明を出しているので、今のような世俗マンセーな世の中では、法王みたいな人もいていいかも。と思っている。
ただねー、この話のミソというか、「これは現実には起きないだろうな」と思う一番の理由は、神様やイエス様が、会話上まったくでてこないってこと。
なんだかんだいっても、枢機卿レベルになる人なんだから、神様に委ねるとか、自分を立てないようにしようとか、そういう意識があるはず。
この話の主人公も、法王が決まってから急に自分探し始めてるけど、そもそも枢機卿になるときにも、似たようなシチュエーションを経験しているんじゃないんだろうか。今まで、デイリーの礼拝でも、信徒の前で話すとか、そういう経験はあるんじゃないんだろうか。
リアルではないけど、主人公のおじいちゃんの笑顔が可愛いので癒されました。
この世界の片隅に
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
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全三巻を、一気に読みました。
最初の二巻は正直、「普通の女性の話」という感覚で読んでいました。
題材が歴史的な部分をもっているので、今とは異なる部分や生活の詳細について、事細かな描写があり、
完全に入り込むことができました。
また、ご主人の過去を巡る辺りは、すごくリアルで、切なくて、こんなに美しい絵だからこそ残酷さが際立つな、と思いました。
が、この本は、第三巻があって、そこで大どんでん返しというか、想像もつかなかったような展開がおこります。
こんなに美しい絵で、こんなに美しい題材で、でも起こった出来事は、もう耐えられないぐらい悲惨。
悲惨さは、血が飛び交うとか、グロいとか、そういうなかにあるのではなく、美しさと、淡々としたなかにあるのだということがわかりました。
外から与えられる悲惨さと比べたら、私のように、責任が自分にかかるような悲惨さなんて、結局対したことない、ということがよくわかりました。
一ヶ月半前と全く変わっていない自分。
今やっと、ようやく、自分のダメさと向き合い始めている、そんな遅すぎるスタートを経験しています。
なんでもっと早く向き合えなかったのか。。。とか思うけど、そうやって過去を責めることが一番くだらないということも今学んでいる。
今までダメだったなら、もう一回明日からやり直すしかない。
明日からこそ、すべて真っ白にし直すしかない。
そんな気持ちでおります。
思えば、今まで、先輩や知り合いに「もうダメだ」と泣き言をいったのも、結局今の自分を認めてもらうため。
そんな甘えた態度はきっと表にでていたのだと思います。
明日から、また新しい一日が始まります。
仕事もある。
そのなかで、今までのような「甘え」をどのぐらい乗り越えられるのか、正直わかりません。
だけど、もう余計な検索とかしないで、目の前の出来事に、真摯に取り組んでいこうと思います。
できるかわからない、ではなくて、やる。
今まで、まだ、どこかで、自分はすごい、できると思っていた。
もう一度、もう一度だけ、初心に返って、丁寧に仕事をしていきたい。
その積み重ねが、なにかになるということを信じて。
あとは、人や物事を恐れすぎない人になりたいな。
三年で会社を辞めたら損ですよ!
- 作者: 常見陽平
- 出版社/メーカー: STUDIO CELLO
- 発売日: 2007/09
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読み終わったあとで、なぜかすごく虚しくなった。
本が悪い訳じゃない。
なかなか変われていない自分に、本気で嫌気がさした。
いわれたことさえ全然できるようにならない
そんな自分に、本気で嫌気がさしている。
私は本気で変わろうとして無いんだろうか。
自分自身に対する、諦めや、もう投げ出したい気持ちでいっぱいになってしまう。
なぜなんだろうか。
いま、辛いことは三つのフェーズがある。
①仕事が辛い
②仕事で帰りが遅くなることへの彼氏の対応が辛い
③仕事で帰りが遅くなることへの家族の対応が辛い
私の仕事が遅いことで、まず業務上、ものすごく迷惑をかけている。
効率よく仕事ができていないし、本当に迷惑しかかけていない。
でも、書いていて、すごく思ったけど、私はやっぱりすごく守りに入ってしまっている。
周りにあきれられているじゃないか、また怒られるんじゃないか、と。
自分で正しいと思ってやっているなら、一生懸命やったなら、
彼氏や上司に怒られて、罵倒されてもいいじゃないか。
私は、いったい、いま、なにを守ろうとしているんだろうか。
どうしたら、今のなにかを乗り越えられるんだろうか。
どうしたら、もっと気遣いができるようになるんだろうか。
自分が任されている仕事、与えられている仕事は、私が行うべくして与えられている。
すごく魅力的で素晴らしい仕事が与えられている。
それさえも着実にこなせていないことが、ただただ悔しい。
明日から、また新しい一週間が始まる。
毎週思う、今週こそ、ちゃんと仕事をこなすんだって。
そして、毎週末落ち込む。
だけど、もうそれじゃだめだ。
本当に、今週こそ変わるんだ。
与えられている仕事を、こなすためになにが必要なのか、自分のアタマで考えて、
かつ、与えられた仕事は、できるだけ早急にこなすんだ。
やらなきゃいけない。
やるしかないのだ。
やるぞ!
仕事を楽しめるようになりたいんだ!ほんきで!
ことばのゲリラ反撃術
- 作者: ゆうきゆう
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2008/03/13
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状況を完全に変えるのはできないけど、
自分の出方次第で状況を改善できる、もしくは状況を受けとめられるようになる、
というのがこの本の趣旨でしたが、
なんかこんなこと全部覚えられん!
まぁとりあえず、どんなときも「意味」をきくというのがすごく大事ということはよくわかった。
あとは枕詞とか。。。
なんかもうさ、いろいろめんどくさがりなんだよね、私は。
だからすべて失敗するんだろうな。
もっとめんどくさがらずに、
細やかにいろいろやってかなきゃいけないんだろうな...
レビュー書く気がうせたので、この辺で。