ローマ法王の休日
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2013/02/02
- メディア: DVD
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
なんとなく、録画していた番組。
みてみたが、完全にタイトルがまちがっているし、コメディでもない。
「法王の存在」がなんであるかをよく考えさせる映画だった。
といっても、別にカトリックやバチカンをバカにしているものではない。
ただ、法王になりたい人がいるわけではないし、準備ができるいるわけでもないなかで、法王制度を続けるのってなんのため?民衆のためなの?という感じ。
私はプロテスタントなので、法王の有無は私の生活に関係ない、とは思うけど、一方で、今の法王(フランシスコ)は、比較的共感できるような声明を出しているので、今のような世俗マンセーな世の中では、法王みたいな人もいていいかも。と思っている。
ただねー、この話のミソというか、「これは現実には起きないだろうな」と思う一番の理由は、神様やイエス様が、会話上まったくでてこないってこと。
なんだかんだいっても、枢機卿レベルになる人なんだから、神様に委ねるとか、自分を立てないようにしようとか、そういう意識があるはず。
この話の主人公も、法王が決まってから急に自分探し始めてるけど、そもそも枢機卿になるときにも、似たようなシチュエーションを経験しているんじゃないんだろうか。今まで、デイリーの礼拝でも、信徒の前で話すとか、そういう経験はあるんじゃないんだろうか。
リアルではないけど、主人公のおじいちゃんの笑顔が可愛いので癒されました。