やさしい医療経済学
- 作者: 大内講一
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2008/04/07
- メディア: 単行本
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ちょっと最近だれてる&適当になってきているので、頑張ります!
「やさしい」の一言に騙されて借りました。
いやー正直、「騙された」という感じですね。
「やさしい」というよりも、要点や最先端の論点を取り上げた本、というのが正しいと思います。
つまり、確かに薄いんだけど、医療経済学をちゃんと分かってる人じゃないと、なかなか読み進められない(と私は感じる)本です。
前半は比較的有名な話でしたが、後半の医療費などの話はなかなか面白かったかな。
ただ、最近経済を専攻のしている方の話を聞いて改めて、経済にうさんくささを感じています。
いろいろなことをロジカル(っぽく)に説明することはできるのが経済学だと思うのですが、あまりに前提に無頓着すぎる。
だから、「仮定」である経済学の話と、「実際」の政治的な問題が、非常に乖離して語られているような気がするのです。
これは、多分この本に限らないんだけど。
「計算上は医療を○○すると××という経済効果があります」が、「実際は、△△という要因によってなかなか□□はできません」というようなことをいわれると、正直、混乱します。
その経済学上の仮定はなんだんだ?って。
もちろん、ある程度の予測を建てる上では有効なツールの一つなんでしょうが・・・あー難しい。
この本はあまり好きじゃないし、2週間前ぐらいに読んだ本なので、この辺にしておきましょう。