This is the day

レビューを書いて文章力をあげたいという甘い考えの産物です。

障害学への招待

障害学への招待

障害学への招待

「障害学」という学問が、たとえば「経済学」「経営学」「社会学」といったような系列の1つという意味での「学」になるかというとそんなことはないと思う。
なぜなら、そこには「体系」がないから。
「障害学」は、常に現実や社会情勢によってかわりうるし、場合によって存在しなくなりうる。
だから、「障害学」ってなんだか疑わしい。
実際、かいてあることも、若干うさんくさいし…

但し、大事なのは、障害学がなぜ「学」という形をとらなくてはいけないのか、
とらざるをえないのか、ということ。

やはり障害者差別は消えないし、障害者に対する風当たりは強いと思う。
障害者を特別扱いするのも違うが、かといって「障害がある」という事実のみに基づいて障害者が生きにくい環境がうまれているということは許し難いとも思う。

すべての人が、最低限の生活を保障される社会って、どんなんだろう。
そういう社会ってありうるんだろうか。
うーーーん。