This is the day

レビューを書いて文章力をあげたいという甘い考えの産物です。

つきあい方の科学―バクテリアから国際関係まで

つきあい方の科学―バクテリアから国際関係まで (Minerva21世紀ライブラリー)

つきあい方の科学―バクテリアから国際関係まで (Minerva21世紀ライブラリー)

これは、結構面白いよ。
なかなか、最高に、面白いと思うよ。

この世で上手く立ち回るための手法みたいなものが学べる気がする。
確かに狡猾に生きることは大事なんだけど、実はいちばんシンプルな戦略が一番いい(ときもある、というのが実はミソ)というのが、ちょっと意外で、でも面白い。
但し、そのシンプルな戦略が映えるのは、実は周りみんなが狡猾だったり超戦略的だったりするときに限るんだけどね。
みんながみんなシンプルだと、実は戦略家が非常に入り込んで得をしやすい形になってしまうのです。

やられたら、やりかえす。
但し、やられないかぎりはやりかえさないよ。

というのは、生き方としても、悪くないような気がする。
但し、その生き方が非常に善人的だ、とは正直全く思わないけどね。

素直であること、賢くあること、真面目であること、遊べること。
これらはすべて両立するし、結局バランスがだいじだと思うんだな。

この本は、タイトル通り、生物学から塹壕の話まで、いろんな話がのっていて、読み物としてもなかなか面白いので、是非ご堪能ください!