職業としての学問
- 作者: マックスウェーバー,Max Weber,尾高邦雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1980/11
- メディア: 文庫
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マックスウェーバーは、ある意味政治家だなーと思う。
ある場面場面において、「言って良いこと」「悪いこと」をちゃんと判断していると思う。
さて、彼がいっていることは、至極真っ当なこと。
「価値自由」ってなんなんですか。
ということで、やっぱり、学問というのは、
辿り着きえない(辿り着いたとしても、自分ではわからない)
「真実」を探す旅だと思うのです。
真実って言うのは、うさんくさい気がするけど、やっぱりそれは「ある」。
そして、真実から物事を考えたときに、はじめて、なにかに到達するのだと思う。
そこからしか、社会を変えることはできない。
価値自由的なものを探す時に大切なのは、自分が「価値自由」的になることではない。
人間誰しもメガネをもっていて、そこから逃れることはできない。
けど、自分がどういうメガネをもっているのか、把握することはできる。
「私はこのメガネがかかっている」という情報を提示した上で、であれば、
そこで公表されることは、非常に「真実」に近くなりうる可能性があるのだ。
というわけで、マックス・ウェーバーとお友だちになれそうです。